採用に用いられる用語「リファラル」とは？？

こんにちは！
埼玉県新座市の助成金に強い「福田社会保険労務士事務所」代表の福田です！
新座市、朝霞市、志木市、和光市の中小企業様の顧問先企業様を中心に、労務相談や給与計算、経営相談まで幅広くサポートさせていただいております。

本日は、注目を集めている採用方法である「リファラル」について、お話したいと思います。

「リファラル採用」=「紹介による採用」ということなのですが、日本には昔から親族などを雇い入れる「縁故採用」というものがありました。

日本では同族経営も多いですから、リファラル採用も取り入れやすい採用方法なのだと思います。

この「リファラル採用」ですが、求人募集している内容を従業員に公開し、その友人や知人を紹介してもらって採用するという方法になります。

現在のような人材不足が叫ばれている状況では、求人募集をしてもなかなか応募がこないという声をよく耳にします。

また、求めているような人材からの応募が来ないというのも、良く聞くご意見です。

そんな時に、この「リファラル採用」はとても効果的です。

では、このリファラル採用には、どのようなメリットがあるのでしょうか？

次のようなメリットが考えられます。

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① 従業員と同等程度の能力がある人材採用が見込める
⇒ 例えば優秀な従業員の紹介であれば、同じように優秀な人材を獲得できる可能性が高まります。
「類は友を呼ぶ」ということわざがありますが、優秀な人材の周りには、やはり優秀な人材が多くいることが往々にしてあるのです。

② 採用コストが抑えられる
⇒ 無料の求人サイトなどもありますが、ある程度のコストをかけないと、多数の応募に繋げられないのが現状です。
求人サイトを利用した場合、最低でも50万円程度〜、エージェントを利用すると100万円以上は必要となってしまいます。
そんな中で、リファラル採用であれば、低コストで採用することができるのです。

③ 離職率低下に繋がる
⇒ 友人などのような気の合う仲間と同じ職場で働けるということは、入社後もコミュニケーションが取りやすく、それだけでもモチベーションアップになります。
また、そのような状況下においては、早期の活躍も期待できますので、結果的に離職率の低下に繋がります。

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とても良いメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。

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① 採用までに時間がかかる
⇒ 従業員の周りに、タイミング良く当てはまる人材が居れば良いのですが、タイミングが合わなければ採用までに時間がかかってしまいます。

② そもそもの従業員満足度が重要
⇒ 現在の従業員自身が、会社に対しての満足度が高くなければ、自身の大切な友人などを紹介しようとは思いません。

③ 報酬目的で劣悪な人材の場合も
⇒ 制度設計にもよりますが、採用した場合に一定額の報酬を与える事が多くあります。
報酬を目的として、会社が求めていない人材を紹介してくる場合もありますので、制度設計と採用面接が鍵になります。

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では、リファラル採用を上手く機能させるには、どのようにしたら良いのでしょうか？

次のようなポイントが重要であると考えます！

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・ 定期的な従業員への制度の周知
⇒ 制度があることを知られていなければ、そもそも紹介が発生することはありません。
定期的なアナウンスを行うことで、しっかりと周知するようにしましょう。

・ 会社が求める人物像の共有
⇒ どんな人物を求めているのかをしっかり共有しておくことが、ミスマッチを防ぐことに繋がります。

・ 自社に紹介したくなるような職場環境の構築
⇒ 友人にも入社してもらって、一緒に働いていきたいと思ってもらえるような、働きやすい職場環境を構築することが、とても重要なポイントになります。

・ 報酬金額等の適切な制度設計
⇒ 報酬金額を高くすれば良いというものでもありませんし、どのような仕組みで運用するのが効果的なのかということを、事前にしっかりと設計することも重要です。

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リファラル採用のインセンティブとしては、採用後に一定額の報酬を与えるのが一般的ですが、それ以外にも例えば会食費用を支給して、定期的に紹介してもらえる仕組みを作るというのも効果的だと思います。

少子高齢化やコロナ禍での人材不足が顕著な今だからこそ、採用方法を見直してみてはいかがでしょうか？