こんにちは!
埼玉県新座市の助成金に強い「福田社会保険労務士事務所」代表の福田です!
新座市、朝霞市、志木市、和光市の中小企業様の顧問先企業様を中心に、労務相談や給与計算、経営相談まで幅広くサポートさせていただいております。
本日は、最近話題となっている、「ジョブ型雇用」とその対極となる「メンバーシップ型雇用」について、解説したいと思います。
聞いたことはありますが、
どういう雇用なのかは
全然分からないです。。
S郎さんと同じような方が
多いかもしれませんね!
グローバル化や働き方改革、更にはコロナ渦によるテレワークなど、人々の働き方の多様化が進んでいます。
そんな中で、雇用の形も従来と同様では、なかなか上手くいかない部分が出てきてしまっているのが現状です。
そういった状況から注目されてきたのが、「ジョブ型雇用」という雇用の形です。
では、具体的に解説してきます!
まず、「ジョブ型雇用」ですが、「仕事に対して人が割り当てられる」という雇用の形です。
欧米では主流の雇用形態で、職務や勤務地、ポジション、勤務時間などが、「ジョブ・ディスクリプション(職務記述書)」により定められています。
仕事の内容が限定されるため、その職務における専門性が必要とされます。
一方、「メンバーシップ型雇用」ですが、「先に人を採用してから仕事を割り振る」という雇用の形です。
日本において従来から主流の雇用形態で、仕事内容や勤務地、勤務時間などを限定せず、その人に合った仕事を与えていきます。
仕事内容や勤務地、勤務時間に関する明確な規定がないことも多いため、部署の異動や転勤などが行われるのも一般的です。
テレワークなどの働き方は
やりやすいですよねー。
そういった時代のニーズが
ジョブ型雇用を必要と
しているのです!
それでは、この2つの制度の違いをもう少し具体的に見ていきましょう!
制度の比較を図にしましたので、ご覧ください。
続いて、それぞれの制度のメリットとデメリットを見ていきたいと思います!
「ジョブ型雇用」のメリットとデメリット
■メリット
・個人のスキルを最大限活かすことができる。
・必要な能力を持った人材を採用しやすくなる。
・能力に合わせた賃金となるため、ミスマッチが起こりにくい。
■デメリット
・決められた範囲外の仕事を依頼できない。
・人材の流動性は高い傾向にあるため、長期的な雇用が難しい。
・スキルを磨き続けなければならない。
「メンバーシップ型雇用」のメリットとデメリット
■メリット
・多様なスキルを持った人材を育成できる。
・人材の流動性が低い傾向にあるため、雇用が安定する。
・会社の都合で社員の職務・条件を変更できる。
■デメリット
・尖ったスキルを持つ人材が育ちにくい。
・年功序列のため、成果に関係なく賃金を支払う必要がある。
・会社の都合で異動や転勤に応じなければならない。
メンバーシップ型雇用ですし、
ジョブ型雇用の会社は
まだ少ないんじゃないですか?
従来の雇用の仕方を
変えるのは難しいですからね。
皆さんもご存知の通り、今の日本の法律では解雇が非常に難しい状況となっています。
そのような状況では、欧米のように必要でなければ解雇が前提となる「ジョブ型雇用」の導入は難しいのが現状です。
ですが、働き方が大きく変化している中においては、「ジョブ型雇用」を導入していかなければなりません。
部分的にはなるかもしれませんが、「ジョブ型雇用」を取り入れていくことを検討していくことも必要になっていくかと思われます。
ございましたら、お気軽に
お問い合わせくださいね!
日本大学 法学部卒業 東証一部上場のIT系企業において、事業企画や経営企画等を経験。
その後、小売業において、事業経営を経験した後、創業融資コンサルティングビジネスを立ち上げ、社会保険労務士資格取得後に、埼玉県新座市に福田社会保険労務士事務所を開業。
対象エリア | 埼玉県:新座市、朝霞市、志木市、和光市、さいたま市、川口市、所沢市、富士見市、ふじみ野市、三芳町 東京都:西東京市、東久留米市、清瀬市、武蔵野市、東村山市、小平市、国分寺市、三鷹市、練馬区、杉並区 ※ 上記以外の埼玉県・東京都のその他のエリアや、神奈川県・千葉県・群馬県など、関東の幅広いエリアにも対応可能です。 ※ DXによる全国対応も可能です。 |