業績不振で特定の従業員だけを解雇することってできるの??
こんにちは!
埼玉県新座市の助成金に強い「福田社会保険労務士事務所」代表の福田です!
本日は、過去にご相談があった事例について、ご覧の皆様にもお役立ていただくために、Q&Aをお届けしたいと思います。
過去のご相談事例を、
皆様の労務管理にも
お役立ていただけたら幸いです!
ご相談内容はこちらです。
Q:弊社は現在、業績不振が続いているため、整理解雇を検討しています。
できるだけ優秀な従業員には残ってもらいたいのですが、このような場合、特定の人だけを解雇することはできるのでしょうか?
何だかすごく難しい内容の
ご相談ですねぇ。
検討もつかないです。。
整理解雇というのは、頻繁に
あることではないですから、
分からなくても気にする
必要はないので、一緒に
学んでいきましょう!
A:まず、整理解雇とは、業績不振により人件費を削減することで会社を存続させらるようにすることですが、それには次の4つの要件がございます。
- 経営上に人員削減の必要性があること
- 整理解雇に至るまでに配転や出向、一時帰休、希望退職の募集といった解雇回避の努力をしたうえで、それでも整理解雇を行うという必要性があること
- 整理解雇対象者の選定が合理的かつ公正に行われること
- 手続きに妥当性があること
整理解雇は、会社が都合よく辞めてもらいたい人のみを辞めさせることではありません。
厳しいお話になりますが、整理解雇を行わなければならない状況になったのは経営側に原因があります。
まずは、役員報酬の削減や管理職の賃金削減といった、経営側の身を切る行為を行って、それでも会社の存続が危ういということでしたら、労働時間の削減や一時帰休、希望退職者の募集といった手順を踏んでいく必要があります。
その上で、整理解雇もやむを得ないということでしたら、先ほどの4つの要件を満たすようご注意いただき、然るべき手続きを行っていただければと思います。
解雇しなくてはならないぐらい
会社も大変なのでしょうが、
従業員としても同じように
大変なことですもんねぇ。。
その通りです!
労働者だけが不利になる事が
ないよう注意しなければ
ならないのです!
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お問い合わせくださいね!