【労務問題】統計データに学ぶ ~人手不足により急増する倒産~
こんにちは!
埼玉県新座市の助成金に強い「福田社会保険労務士事務所」代表の福田です!
新座市、朝霞市、志木市、和光市の中小企業様の顧問先企業様を中心に、労務相談や給与計算、経営相談まで幅広くサポートさせていただいております。
本日のテーマは、先日、東京商工リサーチ社が発表した統計データから考える、人手不足による倒産についてお伝えしたいと思います。
倒産が急増しちゃうなんて、
そんなに人手不足って
深刻なんですかぁ?
ええ、もちろん全業種では
ありませんが、かなり深刻な
問題ですよねぇ。
2023年1~2月において、人手不足が原因で倒産した企業は21件で、前年と比べると2.6倍と急増しています。
人手不足に至っている原因としては、やはりコロナ禍で離職した人材が戻ってこないということにあるようです。
こちらの件数の内訳ですが、要因別と産業別のデータが以下のようになっていました。
■ 要因別
・ 求人難:10件(前年:5件)
・ 従業員退職:6件(前年:3件)
・ 人件費高騰:5件(前年:0件)
■ 産業別
・ サービス業他:8件(前年:5件)
・ 運輸業:5件(前年:0件)
・ 建設業:3件(前年:2件)
また、地区別では関東が10件と最も多く、近畿が4件、九州が3件と続いています。
上記データからも、特定の業種において、コロナ禍で失った人材を確保しようと求人を出すものの、思うように採用に至らないといったケースが想像できます。
なお、これらの業種については、外国人労働者の不足ということもあるかと思いますが、労働環境にも問題があるように思われます。
やはり、今後の安定した人材確保に繋げるためには、働きやすい労働環境の整備が急務であることを改めて実感します。
詳細なデータについては、東京商工リサーチ社のこちらのページをご覧ください。
東京商工リサーチ:2月の「人手不足」倒産が急増、今年は前年同期の2.6倍増に
働きやすい環境って、
職種とか年齢層によっても
違うので、なかなか難しい
ですよねぇ。
その通りです!
自社の職種や人材といった
現状をしっかりと分析して
対策することが重要ですね!
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